空港の掲示板を腕元に再現する「スプリットフラップ機構」
一般的なワールドタイマーが文字盤上の小さなディスクやインジケーターで時刻を表示するのに対し、ジェイコブ・アラボ氏はその視認性に疑問を抱きました。彼が目指したのは、かつて空港の掲示板で使われていた「スプリットフラップ機構」のように、都市名がパタパタと切り替わる直感的な表示と、旅の高揚感を腕時計で再現することでした。
この発想の原点には、13歳の時に父親から贈られたデュアルタイムゾーンウォッチの記憶があります。少年時代の憧憬を、最新のエンジニアリングで「スプリットフラップ」という形へ昇華させたのが『エピックSF24』です。

エピックSF24の最大の特徴は、ケース頂部に突き出したシリンダー内の「スプリットフラップ機構」です。プッシュボタン一つで、世界24都市の名が刻まれた24枚のフラップが小気味よい音とともに回転し、都市名を切り替えます。この機構は、旅の情緒を物理的な体験へと変換します。

腕時計の極小空間で24枚のフラップを精密に制御するという、時計製造の常識を超えるエンジニアリングが求められました。ジェイコブ&コーはこれを独立したモジュールとして設計し、世界で唯一、このノスタルジックな表示形式を最新のハイコンプリケーションへと融合させることに成功しました。
『エピックSF24』の詳細は、以下の公式HPで確認できます。
https://jacobandco.jp/timepieces/epic-sf24/
悠久の回転と瞬間の躍動を融合した『エピックSF24 トゥールビヨン』
さらなる高みを目指し、垂直のフラップ動作に円運動の躍動感を加えたモデルが『エピックSF24 トゥールビヨン』です。10時位置で重力を制するフライングトゥールビヨンと、上部でめくれる都市名表示が共鳴します。絶え間なく時を刻む「悠久の回転」と、操作のたびに世界を切り替える「瞬間の躍動」は、異なるベクトルで動く二つの複雑機構の共存であり、ブランドの圧倒的な技術力を証明しています。


『SF24 トゥールビヨン』および『SF24 T バゲット』の詳細は、以下の公式HPで確認できます。
世界を舞台にする先駆者たちに選ばれる時計
ジェイコブ&コーの哲学である「Inspired by the Impossible(不可能に触発される)」。この精神を象徴するエピックSF24は、常に世界をフィールドに活躍する人々を魅了してきました。
2013年の発表と同時に公式アンバサダーに就任したサッカー界のスター選手、クリスティアーノ・ロナウド氏は、ピッチの内外で世界中を飛び回る「現代のジェットセッター」の象徴として、この革新的なタイムピースを愛用しています。

また、2023年5月の第76回カンヌ国際映画祭では、北野武氏が独創的な『エピックSF24 トゥールビヨン バゲット』を着用し、世界の注目を集めました。自らの道を切り拓き、世界を驚かせ続ける先駆者たちの腕元で、この時計はブランド哲学を体現し続けています。

機能を追求した先に宿る、旅の真髄
『エピックSF24』は、単に時刻を知るためのデバイスに留まりません。プッシュボタンを押し、フラップがめくれる瞬間の感触は、24都市の時間を文字通り「手元で操る」という、極めて贅沢な体験をオーナーにもたらします。「スプリットフラップ」という伝統的な表示形式を、最先端のハイコンプリケーションへと昇華させたその発想こそが、不可能を可能にする設計思想を掲げ、常に新たな驚きを提案し続けるジェイコブ&コーの真骨頂です。この時計は、世界を股にかける人々が、自身の指先で新たな旅の物語をめくるための、唯一無二の装置と言えるでしょう。


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