EIZO、環境配慮を強化した23.8型モニター「FlexScan EV2400R」を発売 – 標準消費電力8Wでオフィスの省電力化に貢献

2025年11月11日

EIZO株式会社は、環境対応を強化した23.8型フルHD液晶モニター「FlexScan EV2400R」を2025年12月3日に発売します。オープン価格で提供され、EIZOダイレクト販売価格は41,580円(税込)となっています。

近年、企業における環境意識の高まりとともに、オフィスの省電力化は重要な課題の一つです。多くの企業が環境配慮型の製品導入やIT機器の見直しを進める中、本製品は、省電力性能と充実した機能で、オフィスの環境負荷低減に貢献します。

FlexScan EV2400Rとは？環境性能と基本スペック

FlexScan EV2400Rは、従来機種FlexScan EV2460の基本性能を継承しつつ、環境配慮を一層強化したモデルです。FlexScan EVシリーズで最小となる標準消費電力8Wを実現し、国内外の最新の環境規格に適合しています。23.8型モニターは、オフィスをはじめとする様々な環境で広く普及している画面サイズです。

主な特徴と旧モデルからの進化点

オフィス利用に最適な表示性能と省スペース設計

FlexScan EV2400Rは、23.8型フルHD（1920×1080ピクセル）解像度のIPSパネルを搭載しています。ノートPCと接続することで、画面領域が広がり、ウィンドウの切り替えやスクロールの回数を減らし、作業効率の向上に役立ちます。

また、横幅537.8mm、奥行き233mmの省スペース設計により、ノートPCをモニターの下に配置することも可能で、コンパクトなデスクでもマルチ画面環境を構築できます。

従来機種EV2460と比較して、表示性能も向上しています。コントラスト比は1000:1から1500:1に、輝度は250cd/m2から350cd/m2に向上し、より鮮明で明るい表示が可能です。

FlexScanシリーズ初の100Hz表示に対応

FlexScan EV2400Rは、FlexScanシリーズとして初めてリフレッシュレート100Hz表示に対応しています。これにより、画面のスクロールやマウスポインタの動きがより滑らかになり、快適な操作感を提供します。モニター出荷時のリフレッシュレートは60Hzに設定されていますが、設定変更で100Hz表示を利用できます。

徹底した環境配慮への取り組み

本製品は、製品およびサプライチェーンを含めたサステナビリティの国際的な指標である環境評価システムEPEATにおいて、最高評価ランクのGoldを取得し、気候変動への取り組みを評価するEPEAT Climate+にも認定されています。EPEAT登録の詳細はwww.epeat.netで確認できます。

FlexScan EV2400Rは、以下の環境配慮への取り組みが強化されています。

FlexScan EVシリーズ最小となる標準消費電力8Wを実現。従来機種EV2460と比べて消費電力を20％削減しています。
製品の外装には再生プラスチックを50％以上使用しています。
環境負荷を低減するため、再生紙素材（段ボール・パルプモールド）を梱包材に採用しています。
複数台導入する法人向けに、設置時の作業時間や廃棄ゴミを削減する集合梱包仕様も用意されています。

節電をサポートする新機能

「Ecoモード」を搭載: 周囲の明るさに合わせて最適な画面の明るさに自動調整する「AutoEcoView」と、表示コンテンツに合わせてバックライトの明るさを調整する「EcoView Optimizer2」の両機能が有効になり、消費電力を最大60％カット（最大輝度時とEcoモードオン時の比較）できます。
「消費電力表示機能」を搭載: モニター本体とUSBポート接続機器の消費電力をリアルタイムに確認できます。

豊富な接続性と快適な使用体験

映像入力はDisplayPortTMとHDMI®入力端子を各1系統搭載しており、様々な機器との接続に対応します。また、周辺機器との接続に便利なUSBポートを4つ搭載しています。

長時間の作業でも快適に使用できるよう、ブルーライト約80％カットや画面の映り込み防止など、充実した疲れ目対策機能も備わっており、生産性向上をサポートします。

さらに、安心の5年間保証に加え、購入から6か月間の無輝点保証が用意されています。

EIZOのサステナビリティへのコミットメント

EIZOは、「映像を通じて豊かな未来社会を実現する」という企業理念のもと、製品・サービスおよび事業活動を通じてサステナビリティの取り組みを進めています。特に環境面では、「循環型社会への対応」および「気候変動への対応」を重要課題として掲げ、TCFDやTNFDなどの国際イニシアティブ提言に基づく情報開示を行っています。

具体的な取り組みとして、2040年までのNet Zero達成に向けた「低炭素移行計画 – Transition to Net Zero -」の推進をはじめ、バリューチェーン全体で常に環境に配慮し、資源の有効活用、気候変動緩和、生物多様性および生態系の保護を含む環境保全、汚染予防、環境リスクの低減に努めています。EIZOのサステナビリティへの取り組みの詳細は、公式サイトで確認できます。