マクセル、半固体電池採用で安全性と長寿命を両立したモバイルバッテリー2製品を発売

新製品の要点

• 半固体電池採用による安全性向上: 電解液量を約50%削減し、発火リスクを軽減します。

• 長寿命設計: 繰り返し充電回数は約2,000回と、従来製品と比較して約2倍の長寿命を実現しています。

• 徹底した品質管理と保護機能: 温度保護、過電流保護など4つの保護機能に加え、厳格な品質管理体制で安全性を確保します。

• 選べる2種類の容量: 5,000mAhと10,000mAhの2モデルが用意されており、用途に応じて選択可能です。

詳細解説

半固体電池で安全性が向上

従来のモバイル充電バッテリーに用いられているリチウムイオン電池は、電解液の使用により、誤った使い方をすると発熱・発火の原因となる可能性がありました。新製品に採用された半固体電池は、固体電解質と液体電解質を組み合わせることで、液体電解質である電解液の量を従来製品から約50%削減しています。これにより、万が一の際の危険性を低減しています。

さらに、専門機関による釘刺し試験を実施し、所定の試験条件下で発煙・発火などの現象が発生しないことを確認しています。

長寿命設計で繰り返し約2,000回充電が可能

新製品は、約2,000回の繰り返し充電が可能です。これは、マクセルの従来のリチウムイオン電池搭載製品（アーチ型モバイル充電バッテリー MPC-C6601 6,600mAh）と比較して約2倍の充放電回数に相当します。充電サイクルを重ねても一定の容量を維持する設計により、長期間の使用が可能です。

徹底した品質管理と4つの保護機能

マクセルブランドのモバイル充電バッテリーは、以下の4つの保護機能を搭載し、徹底した品質管理のもとで製造されています。

• 温度保護

• 過電流保護

• 過充電電圧保護

• 過放電電圧保護

また、電気用品安全法(PSE)技術基準適合や国連勧告輸送試験UN38.3適合といった安全性試験規格に適合しているほか、コネクターの耐久性試験、塩水水没試験、耐荷重試験など、厳格な社内試験もクリアしています。

用途に合わせて選べる2つの容量モデル

新製品は、使用シーンに応じて選べる2種類のバッテリー容量が用意されています。

5,000mAhモデル「MPC-CSSB5000」

スマートフォン約1回分の充電が可能なモデルです。本体質量は約130gと軽量で、日常使いや持ち運びに適しています。

10,000mAhモデル「MPC-CSSB10000」

スマートフォン約2回分の充電が可能な大容量モデルです。本体質量は約230gで、旅行や外出先での使用にも安心して利用できます。

製品仕様

「MPC-CSSB5000」の主な仕様

「MPC-CSSB10000」の主な仕様

どんな人におすすめ？

• モバイルバッテリーの安全性を重視する方: 半固体電池採用により、発火リスクの低減が図られています。

• 長く使えるモバイルバッテリーを求める方: 約2,000回の繰り返し充電が可能で、買い替えの頻度を減らしたい方に適しています。

• 日常使いで軽量なものを探している方: 5,000mAhモデルは軽量で持ち運びやすく、普段使いに便利です。

• 旅行や外出先での充電に不安がある方: 10,000mAhモデルはスマートフォン約2回分の充電が可能で、長時間の外出でも安心です。

価格・購入先

両製品ともにオープン価格です。

ブラックカラーは2025年12月19日、ホワイトカラーは2026年1月に追加発売予定です。購入は以下のマクセル公式ショップなどをご利用ください。

• マクセル公式ショップ：https://maxell-online.com/

注意点/制約

• 充電回数の目安は、使用するデバイスのバッテリー容量や使用状況により異なります。

• 機内持ち込みに関しては、各航空会社の規定をご確認ください。

• 釘刺し試験結果は参考であり、安全性を保証するものではありません。専門機関で管理された環境下での評価であり、模倣は危険です。

出典明記

• 出典：株式会社電響社 コーポレートサイト https://www.denkyosha.co.jp/

マクセルの新しい半固体電池採用モバイルバッテリーは、安全性と利便性を兼ね備えた製品です。気になる方は、ぜひ公式サイトで詳細を確認してみてください。