STマイクロエレクトロニクス、Matter対応NFCチップ「ST25DA-C」発表でスマートホーム機器の連携を簡素化

目次

ST25DA-Cの主なポイント

  • Matter 1.5に対応した業界初のセキュアNFCチップ

  • スマートフォンをタップするだけで機器をホームネットワークに追加可能

  • バッテリー不要で動作し、設置場所を選ばない

  • デバイス認証や暗号鍵格納による高いセキュリティ

  • 評価用サンプルは現在出荷中、2026年に量産開始予定

ST25DA-Cとは?スマートホーム機器の統合を簡略化

STマイクロエレクトロニクスは、スマートホーム規格「Matter 1.5」に対応したセキュアNFCチップ「ST25DA-C」を発表しました。このチップは、照明、アクセス制御、防犯カメラといったIoT機器を家庭のネットワークに簡単かつ迅速に統合することを目的としています。

Matter 1.5は、異なるメーカーのスマートホーム機器間でのシームレスな通信を可能にするオープンソース規格です。ST25DA-Cは、この最新規格の強化機能を実行する初の商用ソリューションとして位置づけられています。

ST25DA-Cの特長

1. スマートフォン決済のような手軽さで機器をセットアップ

ST25DA-Cは、多くのスマートフォンに搭載されているNFC技術を活用します。これにより、スマートフォンをタップするだけで、新しいIoT機器をホームネットワークに登録できます。従来のペアリング方法(BluetoothやQRコードなど)と比較して、通信の安定性、速度、セキュリティにおいて優位性があるとされています。

2. 電源不要で柔軟な設置が可能

このNFC Forum Type 4チップは、RF電波からのエネルギーハーベスト(環境発電)を利用して、Matterデバイスのホームネットワーク登録に必要な暗号処理を実行します。そのため、バッテリーや外部電源が不要なデバイスでも、スマートホームネットワークにすぐに追加することが可能になります。これにより、電源の確保が難しい場所への設置も容易になります。

3. 高度なセキュリティ機能

ST25DA-Cは、STマイクロエレクトロニクスが培ってきた組込みセキュアエレメントの専門知識を活かし、高いセキュリティ機能を提供します。デバイス認証、暗号鍵、証明書、ネットワーク認証情報を保護するセキュアストレージを内蔵しており、スマートホームのセキュリティを強化します。
また、国際標準規格Common Criteria認証のハードウェアをベースとしており、GlobalPlatform SESIP(Security Evaluation Standard for IoT Platforms)レベル3の認証取得も目標としているとのことです。

入手方法と量産時期

ST25DA-Cは現在、評価用サンプルが出荷されています。DFN8パッケージで提供され、量産は2026年に開始される予定です。詳細な情報や評価キットについては、STマイクロエレクトロニクスのセールスオフィスまたは販売代理店に問い合わせが必要です。

どんな人におすすめ?

  • スマートホーム機器の導入を検討している方: セットアップの手間を減らしたい場合に役立ちます。

  • 複数のスマートホーム機器を連携させたい方: Matter 1.5対応により、異なるメーカー間の機器統合が容易になります。

  • 電源確保が難しい場所にIoT機器を設置したい方: バッテリーレスで動作するため、設置の自由度が高まります。

出典

ST25DA-Cは、スマートホームの利便性とセキュリティを向上させる可能性を秘めた技術です。詳細な仕様や最新の入手情報については、各製品ページをご確認ください。

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