リサウンド補聴器、Auracast™実証実験で公共施設・交通機関の音声情報受信の可能性を確認

目次

要点整理

  • 国内初の実証実験に参加: GNヒアリングジャパンは、東京工科大学とTOA株式会社が連携するAuracast™を活用した補聴支援システムの実証実験に参画しました。

  • 公共空間での情報提供を確認: 実証実験では、リサウンド補聴器を通じて公共施設や交通機関でのアナウンスなどの音声情報提供が可能であることが確認されました。

  • アクセシビリティ向上に貢献: Auracast™対応環境の整備は、情報取得の面でアクセシビリティを向上させ、補聴器ユーザーにとって有益なサービスとなることが期待されます。

  • 全製品にAuracast™を標準搭載: リサウンドは、昨年以降に発売した補聴器製品すべてにAuracast™を搭載し、難聴者のきこえのQOL向上を目指しています。

詳細解説

実証実験の概要

この実証実験は、TOA株式会社の開発拠点「ナレッジスクエア」(兵庫県宝塚市)にある非常用放送設備を使用して実施されました。東京工科大学が推進する「Voices for All」プロジェクトの一環として、公共施設での館内注意喚起放送や、電車・空港などの交通機関における運行案内、避難誘導アナウンスを想定した検証が行われました。

騒がしい環境下での重要なアナウンスは、聴覚に問題がない人にとっても聞き取りが難しいことがありますが、難聴者にとってはさらに困難な状況です。このシステムは、そうした状況での情報取得を大きく改善する可能性を示しました。

プレゼンテーションスライド

Auracast™の特長

Auracast™はBluetooth® LE Audioのサービスであり、高音質で低遅延の補聴器技術として普及が期待されています。その主な特徴は以下の通りです。

  • 高音質・低遅延: クリアな音声を遅延なく届けます。

  • マルチストリーミング対応: 1つの音源から複数のデバイスへ同時に音声を配信できます。

  • ペアリング不要: チャンネルを選択するだけで接続できるため、公共空間での利用に適しています。

  • 広範囲でのクリアな音: 受信範囲内であれば、音源から離れてもクリアな音が持続します。

東京工科大学メディア学部の吉岡英樹講師は、「Auracast™は、チャンネルを選択するだけで接続もスムーズに、聞きたい音声情報を入手できる。難聴者・健聴者関わらず、音がクリアだと感想を述べられる上、受信範囲であればずっとクリアに聞こえる」とコメントしています。

リサウンド補聴器の取り組み

リサウンドは、補聴器と様々なデバイスや音声情報のコネクティビティ(接続性)が、生活の質の向上に非常に重要であると考えています。特に、難聴者にとって騒音下での聞き取りは最も困難な状況ですが、Auracast™がこれを大きく改善できる方法であると認識しています。このため、昨年以降に発売されたリサウンド補聴器製品すべてにAuracast™が標準搭載されています。

「Voices for All」プロジェクト

本プロジェクトは、東京工科大学メディア学部の吉岡英樹講師が主導し、音声情報伝達が不可欠な公共空間で誰もがアナウンスや情報にアクセスできる補聴支援システムの社会実装を目指しています。

研究室情報については、聴覚障害支援メディア研究室をご確認ください。

注意点・向いていないケース・比較時のポイント

注意点

  • Auracast™の恩恵を受けるには、利用する公共施設や交通機関がAuracast™に対応している必要があります。現時点では、その環境整備はまだこれから進む段階にある可能性があります。

  • 技術の進展に伴い、将来的にさらに多くの場所で利用可能になることが期待されます。

向いていないケース

  • Auracast™対応の公共施設や交通機関をほとんど利用しない方。

  • 既存の補聴器や支援システムで、すでに情報取得に不便を感じていない方。

比較時のポイント

  • 他の補聴器メーカーが提供するAuracast™対応状況や、その実装されている機能を確認しましょう。

  • ご自身の利用シーンにおいて、どの程度の公共施設や交通機関が将来的にAuracast™に対応しそうか、情報を収集することも判断材料になります。

どんな人におすすめ?

  • 公共施設や交通機関を頻繁に利用し、アナウンスや情報伝達の聞き取りに課題を感じている補聴器ユーザー。

  • 災害時など、緊急時に正確な音声情報を確実に取得したいと考えている方。

  • 最新の補聴器技術に関心があり、将来的なアクセシビリティの向上に期待する方。

価格・購入先情報

リサウンド補聴器の製品に関する詳細情報や価格については、お近くの補聴器販売店または公式サイトにてお問い合わせください。

出典明記

出典:GNヒアリングジャパン株式会社 プレスリリース (2025年12月22日)
出典:リサウンド公式サイト
出典:東京工科大学 聴覚障害支援メディア研究室

気になる方は、リサウンド公式サイトでAuracast™対応製品の詳細を確認してみてください。

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