楽天モバイル、山手線で通信速度が「駅環境」で最大1,000倍超の差!新宿0.24Mbps、高田馬場249Mbpsの実測結果から見る利便性と注意点

目次

調査概要と結果サマリー

2025年12月に朝8時から9時の通勤時間帯にiPhone 15の「楽天モバイル Rakuten最強プラン」を用いて、各駅ホームで下り・上り速度が計測されました。

調査結果サマリー

  • 下り平均速度:48.7Mbps(日常利用に十分な速度)

  • 下り最高速度:249Mbps(高田馬場駅)

  • 下り最低速度:0.24Mbps(新宿駅)

  • 上り平均速度:22.8Mbps

  • 駅による速度差:最大1,037倍

この結果から、山手線における楽天モバイルの通信速度は、駅によって非常に大きな差があることが明らかになりました。

通信速度を左右する「駅環境」

今回の調査で特に注目すべきは、山手線の通信速度が「駅環境」によって最大1,000倍以上の差が生じた点です。最速の高田馬場駅(249Mbps)と最遅の新宿駅(0.24Mbps)では、下り速度に約1,037倍もの開きがありました。

山手線の通信速度は「駅環境」で最大1,000倍の差

高田馬場駅や鶯谷駅、巣鴨駅など、地上ホームで見通しが良く、利用者が比較的少ない駅では100Mbps超の高速通信を記録しています。一方、新宿駅や池袋駅といった周囲を高層ビルに囲まれ、乗降客数が極めて多いターミナル駅では10Mbps以下の低速でした。

この結果は、通信品質がSIM性能そのものよりも、駅構造、周囲のビル環境、混雑度、基地局の位置といった物理的な環境に強く影響されることを示唆しています。

山手線全30駅の実測結果一覧

全30駅中、100Mbps超を記録したのは高田馬場、鶯谷、巣鴨、五反田、駒込、有楽町の6駅でした。一方で、10Mbps未満の駅は15駅と半数を占めています。

楽天モバイル 山手線全駅通信速度結果

高速だった駅TOP5

下り速度で高速だった上位5駅は、主に山手線の北部から西部に位置し、地上ホームで見通しが良いという共通点がありました。

山手線 楽天モバイル通信高速駅TOP5

  • 1位:高田馬場(249Mbps)

  • 2位:鶯谷(228Mbps)

  • 3位:巣鴨(183Mbps)

  • 4位:五反田(139Mbps)

  • 5位:駒込(129Mbps)

これらの駅では、4K動画のストリーミング(推奨25Mbps)も余裕でこなせる速度が確認されています。高速だった主な理由としては、地上ホームで電波が届きやすいこと、利用者数が比較的少なく電波の「渋滞」が起きにくいこと、楽天モバイルの基地局が近くにある可能性が挙げられます。

低速だった駅WORST5

下り速度で低速だった下位5駅には、新宿や上野といった主要ターミナル駅が含まれ、1Mbps以下の駅も3つありました。

山手線 楽天モバイル 通信低速駅 WORST5

  • 30位:新宿(0.24Mbps)

  • 29位:田端(0.38Mbps)

  • 28位:大塚(0.87Mbps)

  • 27位:上野(2.17Mbps)

  • 26位:原宿(2.76Mbps)

新宿駅の0.24MbpsはWebページの読み込みも困難なレベルであり、田端駅、大塚駅も1Mbps以下で実質的に「繋がらない」状態だったと言えます。低速だった主な理由としては、利用者数が多く電波の「渋滞」が発生すること、駅構造が複雑で電波が届きにくいこと、楽天モバイルの基地局整備が追いついていない可能性が考えられます。

主要ターミナル駅の結果

主要ターミナル駅の速度比較では、渋谷駅が80.9Mbpsと高速だった一方、東京、池袋、品川、上野、新宿は苦戦を強いられました。

楽天モバイル 主要ターミナル6駅 下り速度比較

渋谷駅は大規模な再開発により駅構造が変化し、電波環境が改善された可能性が指摘されています。しかし、新宿や池袋は依然として厳しい状況にあります。

なぜ新宿駅は0.24Mbpsだったのか?

新宿駅で極めて低速だった理由は、「駅構造」「利用者数」「基地局整備状況」の3つの要因が複合的に影響したためと考えられます。

通信速度を左右する3つの要因

  1. 駅構造と電波の届きやすさ: 新宿駅はJR・私鉄・地下鉄が複雑に交差する巨大ターミナルであり、周囲を高層ビルに囲まれているため電波が届きにくい環境です。
  2. 利用者数と電波の「渋滞」: 1日の乗降客数が約350万人と世界最多である新宿駅では、朝8時台の通勤ラッシュ時に電波の「渋滞」がピークに達していたと推測されます。
  3. 楽天モバイルの基地局整備状況: 2020年にサービスを開始した後発キャリアであるため、地下駅や複雑な構造の駅では基地局整備が追いついていない可能性があります。

楽天モバイルは2024年からプラチナバンド(700MHz帯)の運用を開始しており、今後、新宿駅のような主要ターミナル駅でも通信品質の改善が期待されます。プラチナバンドは屋内や地下でも電波が届きやすい特性を持つため、今後の動向に注目が集まります。

楽天モバイルとUQモバイルの比較

今回の調査結果では、楽天モバイルがUQモバイルと比較して平均速度(下りダウンロード速度)が約2倍であるものの、駅による速度のばらつきが大きく、安定感ではUQモバイルが優位であることが分かりました。

楽天モバイルvsUQモバイル 下り速度比較

  • 下り平均速度: 楽天モバイル 48.7Mbps、UQモバイル 25.6Mbps(楽天モバイルが約1.9倍速い)

  • 下り最高速度: 楽天モバイル 249Mbps、UQモバイル 59.2Mbps(楽天モバイルが約4.2倍速い)

  • 下り最低速度: 楽天モバイル 0.24Mbps、UQモバイル 10.6Mbps(UQモバイルが約44倍安定)

楽天モバイルは「当たり」の駅では超高速ですが、「外れ」の駅ではほぼ繋がらない状況も発生しています。一方、UQモバイルは最低でも10.6Mbpsと安定した速度を提供しています。

選び方の目安

  • 高速を求めるなら: 楽天モバイル(ただし駅による当たり外れを許容できる場合)

  • 安定感を求めるなら: UQモバイル(どの駅でも10Mbps以上を確保したい場合)

  • 新宿・池袋を頻繁に利用するなら: UQモバイルがより安心感があるでしょう。

  • 高田馬場・鶯谷を頻繁に利用するなら: 楽天モバイルが圧倒的な速度を体験できるでしょう。

UQモバイルに関する詳細な調査結果は、UQモバイル 山手線通信速度調査で確認できます。

まとめ:楽天モバイルの利用を検討する際のポイント

今回の調査から、楽天モバイルは平均速度こそ日常利用に十分な48.7Mbpsであるものの、駅による速度差が最大1,000倍超と極めて大きく「当たり外れ」があることが浮き彫りになりました。特に、主要ターミナル駅では低速になる傾向が顕著です。

楽天モバイルの契約を検討する際は、以下のポイントを確認することをおすすめします。

  • よく使う駅やエリアでの電波状況を事前に確認する。

  • 楽天モバイルショップで「お試し」ができる場合もあるため、活用を検討する。

  • 繋がりにくい駅では、Wi-Fiスポットの活用も視野に入れる。

  • 今後、プラチナバンドの整備が進むことで、通信状況の改善が期待される。

データ無制限や楽天ポイント還元といった大きな魅力を持つ楽天モバイルですが、通信速度は利用する場所によって大きく異なるため、自身の生活圏での電波状況を事前に確認することが、快適なモバイルライフを送るための重要な鍵となるでしょう。

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