LAOWAがティルト・シフトと0.5倍マクロを融合!建築から物撮りまでをカバーする新レンズで表現の幅が広がる

目次

ティルト・シフト機能で表現を自在に

本レンズの最大の特徴は、精密なティルト・シフト機構です。これにより、写真家は被写体のパースペクティブやフォーカス面を意図的にコントロールできます。

ティルト機能:合焦面を自在に操る

±10°のティルト機能により、合焦面を傾けることが可能です。これにより、浅い被写界深度を保ちつつ特定の平面全体にピントを合わせたり、あるいは意図的にボケを作り出したりすることができます。風景写真においてはミニチュア効果の演出に、商品撮影では厳密なピント面制御に活用でき、クリエイティブな表現の幅を大きく広げます。

上海の夜景

シフト機能:建築写真の歪み補正とパノラマ撮影

フルフレームカメラで最大±12mmのシフト機能は、建築写真で発生しやすい垂直線の歪みを正確に補正するのに役立ちます。また、シフト機能を活用したパノラマ撮影では、視差によるズレを抑え、より精緻で自然な広大なパノラマ写真を制作できます。

現代建築
モダンな建物

※ラージフォーマットカメラ(Fuji GマウントおよびHasselblad XCDマウント)では、シフト範囲が±8mmに制限されます。

構図調整を容易にする回転機構

レンズ本体は±180°回転可能な「マウント回転ボタン」を装備しており、15°ごとのクリック制限(計24ポジション)により、ティルトやシフトの方向を迅速かつ精密に調整できます。これにより、多角的なステッチングや構図決定がサポートされ、撮影の自由度が高まります。

LAOWAレンズのクローズアップ

0.5倍マクロ撮影で新たな近接表現

広角ティルト・シフトレンズとしては画期的な最大撮影倍率0.5倍を実現し、最短撮影距離はわずか22.8cmです。これにより、被写体に肉薄した近接撮影が可能になります。マクロ撮影時にもティルト機構によるピント面の厳密な調節ができるため、商品撮影やテーブルフォトにおいて、従来のレンズでは難しかった自由度の高い表現が可能になります。

ハイビスカスの花

「Zero-D」設計による卓越した光学性能

LAOWA独自のZero-D(ゼロ・ディストーション)設計により、歪曲収差を極限まで抑制しています。これは建築撮影などで重要となる「直線を直線として描く」高い描写性能を意味します。また、APO(アポクロマート)設計を採用することで色収差も徹底的に排除され、画面全域でシャープかつクリアな画質を実現しています。

モダンな建物の内部

プロの現場に応える信頼のメカニズムと操作性

  • 77mmフィルター径: 市販のねじ込み式円形フィルターを直接装着でき、コストパフォーマンスと利便性に優れています。

  • 堅牢な金属筐体と保護コーティング: すべてのメカニズムが金属パーツで構成され、高い耐久性を確保しています。最前面には撥水・防汚性に優れた独自の「フロッグアイ・コーティング(FEC)」が施されています。

  • レンズサポート標準付属: アルカスイス規格準拠のレンズサポートが付属し、カメラ向きの回転にも対応しています。

レンズサポート付きのレンズ

主な製品仕様

  • フォーマット: フルフレーム (FF)

  • 焦点距離: 35mm

  • 絞り範囲: F2.8-F22

  • 画角: 87.5°

  • レンズ構成: 12群14枚 (EDレンズ4枚、高屈折率レンズ1枚含む)

  • 絞り羽根枚数: 15枚

  • ティルト: ±10°

  • シフト: ±12mm (Fuji G, Hasselblad XCDマウントは±8mm)

  • マウント回転機構: 360° (15°ごとにクリック)

  • 最短撮影距離: 22.8cm

  • 最大倍率: 0.5倍

  • 焦点調節: マニュアルフォーカス (MF)

  • フィルター径: φ77mm

  • 外形寸法: 約φ104.9mm × 148.9mm

  • 質量: 約 1,350g(前後キャップを除く)

  • 対応マウント: Sony E, Canon RF, Nikon Z, L Mount

購入を検討する上でのポイント

利便性

このレンズは、広角ティルト・シフト機能と0.5倍マクロ機能を一本で実現しているため、複数の特殊レンズを持ち運ぶ手間を省き、撮影現場でのレンズ交換の頻度を減らすことができます。建築写真でのパース補正、風景写真でのミニチュア効果、商品撮影での厳密なピント面制御、さらにはハーフマクロでの近接撮影まで、一本で多様な表現を追求できる汎用性の高さが最大の魅力です。Zero-D設計による高い光学性能と堅牢な作りは、プロフェッショナルの厳しい要求にも応え、長期的な使用にも耐えうる信頼性を提供します。

トレードオフ(妥協点)

一方で、いくつか注意すべき点もあります。ラージフォーマットカメラ(Fuji GマウントおよびHasselblad XCDマウント)で使用する場合、シフト範囲がフルフレームカメラよりも制限され、±8mmとなります。また、大きなティルト量やシフト量を使用する際には、レンズの一部がカメラボディ(特に大型グリップなど)と干渉する可能性があるため、事前にテストを行うか、シフト量を調整する必要があります。Lマウント対応ですが、Panasonic LUMIX S5Ⅱ, S5ⅡX, S1Ⅱ, S1RⅡ, S1ⅡEのカメラでは使用できないと明記されていますので、対応機種の確認が必須です。さらに、本製品は受注生産に近い形となっており、注文からお届けまでに通常約1か月を要するため、すぐに使用したい場合には計画的な購入が求められます。

発売情報

「LAOWA 35mm F2.8 Zero-D Tilt-Shift 0.5x Macro」は、2026年2月13日(金)より受注が開始されます。

  • 商品名: LAOWA 35mm F2.8 Zero-D Tilt-Shift 0.5x Macro

  • 希望小売価格: オープン価格(市場予想価格:税込270,000円前後)

    • 市場予想価格はあくまでメーカーが予想する価格であり、実際の販売価格とは異なる可能性があります。
  • 発売日(受注開始日): 2026年2月13日 (金)

    • 本製品はご注文からお届けまでに通常1か月ほど時間を要します。
  • 対応マウントとJAN:

    • Sony E:4541607061620

    • Canon RF:4541607061637

    • Nikon Z:4541607061644

    • L Mount:4541607061651

    • Fuji G (GFX):4541607061668

    • Hasselblad X (XCD):4541607061675

関連情報

LAOWAレンズは、光学業界のエキスパートと写真愛好家が集結し、2013年に中国安徽省合肥に起業したVenus Optics社が製造しています。自社開発・自社生産を行い、実用的かつ費用対効果に優れたユニークなレンズを世界50か国以上で販売しています。

株式会社サイトロンジャパンは1961年に創業し、双眼鏡や天体望遠鏡などの光学機器の製造・販売に加え、海外製交換レンズブランドの国内総代理業務も手掛けています。

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