DJIが初のロボット掃除機「ROMO」を発表
民生用ドローンと革新的なカメラ技術で世界をリードするDJIが、同社初のロボット掃除機シリーズ「ROMO」を発表しました。この新シリーズは、DJIのフラッグシップドローンで培われた先進技術を惜しみなく投入し、日本の住まいにおける清掃の常識を覆す可能性を秘めています。特に注目すべきは、ミリ単位の障害物検知技術と、徹底した清掃性能、そしてメンテナンスの手間を最小限に抑えるセルフクリーニングシステムです。

ドローン技術を応用したミリ単位の障害物検知
ROMOシリーズの最大の特徴は、DJIのフラッグシップドローンから派生した高性能な障害物検知システムです。2つの魚眼ビジョンセンサーと広角デュアルトランスミッター型ソリッドステートLiDARを搭載し、機械学習を活用することで、厚さ2mmの充電ケーブルやトランプカードといった微細な家庭内の障害物までも認識し、回避できます。これにより、ロボット掃除機が立ち往生したり、汚れを広げてしまったりするリスクが大幅に低減されます。
複数のセンサーからの情報を統合することで、周囲の環境を詳細に把握し、暗い場所やベッド・ソファの下でもスムーズに走行可能です。不規則な形状の家具や液体、靴下のような小さな物体も的確に避け、効率的かつ安全な清掃ルートを計画します。


伸縮アームで隅々までカバー
DJIのドローン製品で培われた先進的なマッピング技術とナビゲーション技術をベースに、ROMOはスマートな掃除ルートを生成し、清掃エリアを効率的にカバーします。ワイヤーやテーブルの脚、コーナーなど、異なる障害物に対して最適な清掃ストラテジーを自動で適用します。
リアルタイムマッピングと適応型エッジアルゴリズムにより、2つのアームが自動で柔軟に伸縮し、どんなスペースにもフィットします。これにより、部屋の隅々や壁際、キャビネットの下、不規則な形状の家具の脚まわりといった、通常では手の届きにくい場所のほこりも徹底的に除去します。掃き掃除を先に行い、その後にモップ拭き掃除を行うことで、汚れが広がるのを防ぐ設計となっています。

200日間メンテナンスフリーのセルフクリーニングベースステーション
ROMOのベースステーションは、最大200日間メンテナンス不要という驚異的な利便性を提供します。洗浄板はシンプルなデザインで汚れが溜まりにくく、4つの高圧ウォータージェットと直径16mmの大口径吸引ポートが、汚れた水や髪の毛、大きなゴミを効率的に除去します。モップパッドには12ニュートンの下方圧力が加えられ、徹底的に洗浄されます。
さらに、ベースステーションは長いマフラーダクトとマフラー室を備えた3段階の防音システムを搭載しており、集塵時の騒音を最大80%低減します。これにより、清掃中でも家族やペットの邪魔になりにくい設計です。


フラッグシップ級の強力な清掃性能
高性能モーターと最適化されたエアフロー設計により、ROMOは最大25,000Paの強力な吸引力と毎秒最大20リットルの風量を実現します。ビジョンセンサーが猫砂などのごみを検知すると、自動的に走行速度とサイドブラシの回転数を低下させ、ごみの飛散を防ぎます。
2つの高トルクモーターによって回転するローラーブラシは、優れた絡まり防止性能を発揮し、髪の毛やホコリ、大きなゴミを効率よく吸引します。これにより、ローラーブラシに髪の毛が絡みつく手間が省け、日常の清掃がより手軽になります。

ロボット本体搭載の大容量給水タンクとカスタマイズ清掃
ROMOは164mlの大容量給水タンクをロボット本体に搭載しており、広い部屋でもモップパッドを常に適度に湿らせた状態に保ちながら拭き掃除を行います。これにより、床全体を拭き終わる前にパッドが乾いてしまうといった事態を防ぎ、一貫した清掃品質を保ちます。
また、ROMOは頑固な汚れには水量を増やすなど、自動で水量を調整できるため、家中の床の汚れを徹底的に拭き取ることが可能です。上位モデルのROMO Pは、標準の洗浄剤に加えてフロア用消臭剤専用のタンクを搭載しており、モップパッドに直接洗浄剤や消臭剤を散布できます。キッチンの油汚れには洗浄剤、家全体の徹底的な掃除には消臭剤と、空間ごとのニーズに合わせて清掃ルーティンをカスタマイズできます。


DJI Homeアプリによるスマートな操作と見守り機能
ROMOシリーズと連携する「DJI Home」アプリは、洗練されたミニマルなインターフェースで、直感的な操作が可能です。複数のプリセットスマート清掃モードに加え、カスタム可能な清掃プランにも対応しており、ワンタップで清掃を開始できます。清水タンクの残量や汚水タンクの満水時にはアラートで通知されるため、計画的に清掃を行えます。
カスタマイズ可能な清掃プランには、以下のようなものが含まれます。
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スマートなカーペット清掃: カーペットのサイズと位置を正確に認識し、マップ上に記録します。
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段差を賢く認識: 段差の縁に沿って清掃し、頻繁な段差の乗り越えを避けます。
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キッチン・トイレ向けカスタマイズ清掃: モップパッドに直接洗浄剤を塗布するカスタム清掃モードで、頑固な油汚れに対応します。清掃後はベースステーションに戻り、モップパッドを洗浄して清潔に保ちます。
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安心のペットエリア クリーニング: ペットエリアでは、移動速度とサイドブラシの速度を抑えてゴミの散乱を防ぎつつ、吸引力を高めてペットの毛をしっかり回収します。
ロボット本体のセンサーを使って、遠隔で自宅の様子を確認したり、家族やペットと会話したりすることも可能です。プライバシー保護のため、カメラへのアクセスは初回利用時に二段階認証が必要で、映像データは送信中に暗号化されます。また、使用しない場合はビデオ機能を完全に無効化することも選択できます。
ROMOは55Wの急速充電に対応しており、わずか2.5時間でフル充電が可能です。


公式アクセサリー
ROMOシリーズをさらに快適に利用するための公式アクセサリーも用意されています。
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アクセサリーキット: ラバーローラーブラシ、サイドブラシ、モップパッド、ダストバッグ、高性能フィルターが付属。

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ラバーローラーブラシ: 柔らかく滑らかで、床に密着して徹底的に清掃し、毛髪の絡まりも防ぎます。

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ブラシ&ゴム一体型ローラーブラシ: カーペットやゴミが多い床に最適です。

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段差用補助スロープ: ロボットが最大4cmの段差を越えやすくし、よりスムーズな清掃をサポートします。

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ダストバッグ: 中のゴミが見えやすい構造の大容量ダストバッグ。口が閉められるため交換時にゴミがこぼれません。

価格と販売時期、展示情報
DJI ROMOは、2026年2月26日よりDJI公式オンラインストアおよび正規販売店にて予約注文が開始されています。製品構成と希望小売価格(税込)は以下の通りです。
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DJI ROMO P - 198,000円〜

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DJI ROMO A - 189,860円〜

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DJI ROMO S - 169,950円〜

CP+ 2026にて実機展示
2026年2月26日(木)から3月1日(日)までパシフィコ横浜で開催されるカメラと写真映像のワールドプレミアムショー「CP+ 2026」において、Hasselblad/DJIブース内でROMOが展示されます。実機を体験したい方は、ぜひ足を運んでみてください。
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開催日時: 2026年2月26日(木)~3月1日(日)10:00~18:00(最終日のみ17:00まで)
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会場: パシフィコ横浜
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公式ウェブサイト: https://www.cpplus.jp/
その他、ROMOに関する詳細情報については、以下の公式サイトで確認できます。
まとめ
DJI初のロボット掃除機「ROMO」シリーズは、DJIがドローン開発で培った高度なセンシング技術とAIを駆使し、これまでのロボット掃除機では難しかったミリ単位の障害物検知と、隅々まで届く清掃能力を実現しています。強力な吸引力、自動モップ洗浄、長期間メンテナンスフリーのベースステーション、そしてDJI Homeアプリによるスマートな操作性など、日々の掃除を劇的に効率化し、より快適な生活空間を提供するでしょう。特に、ペットを飼っている家庭や、掃除の手間を極力減らしたいと考える方にとって、ROMOは強力な味方となる製品と言えます。










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