この記事では、古いWi-Fiルーターを使い続けることの危険性と、最新のWi-Fiルーターに買い替えることで得られるセキュリティと快適さについて詳しく解説します。デジタルライフ推進協会(DLPA)が公開した情報をもとに、あなたのWi-Fi環境を見直すための判断材料を提供します。
DLPAがWi-Fiルーター買い替えの重要性を啓発
一般社団法人デジタルライフ推進協会(DLPA)は、古い家庭用Wi-Fiルーターを使い続けることによるセキュリティリスクと、最新ルーターへの買い替えがもたらすメリットを紹介する特集ページ「Wi-Fiルーターを買い替えてセキュリティと快適さをアップ」を公開しました。

古いWi-Fiルーターが抱えるセキュリティリスク
近年、Wi-Fiルーターを踏み台にしたネット犯罪や、不正侵入による情報漏洩など、一般家庭のWi-Fiルーターが犯罪に巻き込まれるケースが増加しています。これらの多くは、古いWi-Fiルーターに存在するセキュリティ脆弱性が原因とされています。
古いルーターを使い続けることは、家庭内のネットワークセキュリティを危険にさらし、個人情報やプライバシーが侵害されるリスクを高める可能性があります。
最新Wi-FiルーターのメリットとDLPAの取り組み
最新のWi-Fiルーターに買い替えることで、セキュリティの強化だけでなく、通信速度の向上や安定性の向上といった快適さも手に入れることができます。
DLPAに加盟する国内ルーターメーカー4社(アイ・オー・データ機器、NECプラットフォームズ、エレコム、バッファロー)は、日々高度化するセキュリティリスクに対応するため、積極的に対策に取り組んでいます。
具体的には、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運用を開始した「IoTセキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」の取得や、家庭用Wi-Fiルーターのセキュリティ基準を策定し「DLPA推奨ルーター」として製品開発に反映するなど、セキュリティ対策を強化しています。
今後の啓発活動について
DLPAは、2026年2月の「サイバーセキュリティ月間」に向けて、一般社団法人日本プロバイダー協会(JAIPA)と協力し、Wi-Fiルーター利用者だけでなく、インターネットサービス利用者を含む幅広い層に対し、セキュリティに関する周知・啓発活動を展開していく予定です。
DLPA(Digital Life Promotion Association)とは
DLPAは、デジタル技術の進歩によって可能となる新たなデジタル技術の活用形態を「デジタルライフ」と位置付け、利用者の利便性を守り、その健全な発展に寄与することを目的に2010年2月に設立されました。デジタルライフの普及・促進および啓発活動、デジタルライフの実現に伴う基準・規格・ガイドラインの提案などを行っています。
まとめ
古いWi-Fiルーターを使い続けることには、セキュリティ上の重大なリスクが伴います。最新のWi-Fiルーターへの買い替えは、ご家庭のネットワーク環境を安全かつ快適にするための重要なステップです。DLPAの特集ページを参考に、ぜひご自身のWi-Fi環境を見直してみてください。
出典:プレスリリース


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