ライカQ3モノクローム:モノクローム写真の新たな章を開く
ライカカメラ社は2025年11月21日、ライカQシリーズの第二世代モノクローム撮影専用モデル「ライカQ3モノクローム」を発表しました。このカメラは、光と影による表現に特化し、写真撮影の本質を追求するユーザーに向けて設計されています。
「ライカQ3モノクローム」は、純粋なモノクローム写真へのこだわりと、あえてカラーを排するというライカの哲学を受け継いでいます。これにより、慣れ親しんだ写真の常識から離れ、新たな表現の世界を開拓することが可能になります。

卓越した画質を実現するモノクローム専用センサー
「ライカQ3モノクローム」は、モノクローム撮影専用の6000万画素フルサイズセンサーを搭載しています。このセンサーは輝度情報のみを記録することで、驚くべきシャープネス、印象的なダイナミックレンジ、そして卓越したトーンの深みを実現します。
-
トリプルレゾリューション技術: 6000万画素、3600万画素、1800万画素の3段階の解像度を選択できます。
-
高感度性能: ISO 100から200000までの幅広い感度に対応し、厳しい光の条件下でもノイズの少ない写真を撮影できます。
-
8K動画記録: 最大8Kの動画撮影にも対応し、モノクロームでの映像表現の幅を広げます。
レンズには明るい広角単焦点レンズ「ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.」を採用しており、あらゆる撮影状況で高品位な描写が期待できます。

ミニマルで洗練されたデザインと進化した操作性
「ライカQ3モノクローム」のデザインは、ライカQシリーズの現代性とモノクロームモデルの美学を融合させています。ドイツで製造され、最高級の素材と性能を兼ね備えたフルメタルのボディとレンズフードはブラックペイントで仕上げられています。
-
控えめな刻印: トッププレートの「Monochrom」の刻印と文字は、控えめなブラックまたはグレーで表現されています。
-
赤いロゴの排除: あえて赤い「Leica」ロゴを省くことで、モノクローム写真に通じるミニマリズムを強調しています。
-
高解像度ビューファインダー: 576万画素OLEDビューファインダーを搭載し、クリアな視界を提供します。
-
高速・高精度オートフォーカス: 高速で正確なハイブリッドオートフォーカスシステムにより、決定的な瞬間を捉えます。
-
チルト式タッチディスプレイ: 利便性の高いチルト式タッチディスプレイを搭載し、様々なアングルでの撮影をサポートします。
-
マクロモード: 最短撮影距離17cmまでのマクロモードへ簡単に切り替え可能です。
-
防塵・防滴性: IP52規格の防塵・防滴性能を備え、水しぶきや埃の影響を受けにくい設計です。
-
デジタルズーム: 28~90mmのデジタルズーム機能により、表現の幅がさらに広がります。

ユーザーインターフェースも直感的な操作性を追求しており、写真機能と動画機能がわかりやすく構成されています。この新しい操作コンセプトは、今後のファームウェアアップデートにより「ライカQ3」および「ライカQ3 43」にも導入される予定です。
信頼性を高めるコンテンツクレデンシャル技術
「ライカQ3モノクローム」は、ライカQシリーズで初めてコンテンツクレデンシャル技術を搭載したカメラです。コンテンツ認証イニシアチブ(CAI)に準拠したデジタル署名を画像に付与することで、その出所や後からの変更を改ざん不可能な形で証明し、デジタル画像の信頼性を高めます。
多彩なオプションアクセサリー
「ライカQ3モノクローム」は、「ライカQ3」のアクセサリーと互換性があるほか、カメラ本体とマッチするレザー外装を施したワイヤレス充電機能付きハンドグリップ、レッドフィルター、各種ストラップが同時に発売されます。これにより、ユーザーは自分らしいスタイルでカメラをカスタマイズできます。
まとめ
「ライカQ3モノクローム」は、純粋なモノクローム写真表現を追求する写真家のために開発された、高性能かつ洗練されたフルサイズコンパクトカメラです。卓越した画質、直感的な操作性、そして先進のコンテンツクレデンシャル技術により、日常のひとコマを特別な作品へと昇華させることができます。
詳細な仕様やアクセサリーについては、以下の公式サイトで確認することができます。
-
ライカQ3モノクローム製品ページ: https://leica-camera.com/ja-JP/photography/cameras/q/q3-monochrom
-
Leica Discover Q3 Monochrom: https://leica-camera.com/ja/discover-leica-q3-monochrom
出典:PR TIMES


コメント