ローランドの映像演出ソフトウェア「Graphics Presenter」が、人気PC用コントロールデバイス「Stream Deck」に対応しました。これにより、イベント演出やスポーツ中継など、多岐にわたるシーンでの映像・音響操作が、より正確かつスムーズに行えるようになります。
ローランド「Graphics Presenter」とは
「Graphics Presenter」は、プロ品質のテロップや動きのあるグラフィックを映像に合成し、演出のクオリティを高めるためのPC用ソフトウェアです。2024年8月に無償公開され、Windowsに対応しています。
ローランドのビデオ・スイッチャーやAVミキサーとシンプルに接続でき、一般的なスペックのPCで動作するため、高価な業務用機器を導入することなく、視聴者を引きつける映像制作が可能です。
Elgato「Stream Deck」との連携で何が変わる?
今回のアップデートにより、「Graphics Presenter」はElgato「Stream Deck」に対応しました。Stream Deckは、PC用のコントロールデバイスとして広く知られており、直感的な操作が可能です。
この連携により、イベント演出やスポーツ中継といったライブ環境で、映像・音響オペレーションをより正確かつスムーズに実行できるようになります。複雑な操作もStream Deckのボタン一つで実行できるため、ミスの軽減や迅速な対応が期待できます。

Ver.2.0で追加された新機能
「Graphics Presenter」Ver.2.0では、Stream Deck対応に加え、動画再生関連の機能が強化されています。
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残り再生時間の表示
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編集画面上のパッドから動画を素早く選択・再生できるテンプレートの追加
これらの機能強化により、映像演出のワークフローがさらに効率化されます。Ver.2.0はWindows 11に対応しており、ローランドのウェブサイトから無償でダウンロード可能です。
対応するローランド映像機器
「Graphics Presenter」に対応するローランドの映像機器は以下の通りです。
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ビデオ・スイッチャー
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「V-160HD」Ver.3.1以降
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「V-80HD」
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「V-8HD」Ver.3.0以降
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AVミキサー
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「VR-120HD」Ver.2.0以降
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「VR-6HD」Ver.2.0以降
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詳細については、ローランド公式サイトで確認できます。
https://proav.roland.com/jp/products/graphics_presenter/
「Inter BEE 2025」で連携デモを体験可能
ローランドは、2025年11月19日(水)から21日(金)まで幕張メッセで開催される「Inter BEE 2025」に出展します。ローランド・ブース(ホール5、小間番号5116)では、「Graphics Presenter」と「Stream Deck」の連携を実際に体験できるデモンストレーションが実施される予定です。
Inter BEE 2025の詳細はこちらから確認できます。
https://www.inter-bee.com/ja/
Elgatoについて
Elgatoは、コンテンツクリエイター向けに最先端の映像・音響ソリューションを提供するグローバルリーダーです。1999年に創業し、2018年にCorsair Gaming, Inc.の傘下に入りました。革新的な製品群と継続的なソフトウェアアップデートにより、クリエイターのワークフローを刷新しています。

Elgatoの詳細については、公式サイトをご覧ください。
https://www.elgato.com/jp/ja
詳細情報とダウンロード先
「Graphics Presenter」の製品詳細やダウンロードは、ローランド公式サイトから行うことができます。
まとめ
ローランドの「Graphics Presenter」とElgato「Stream Deck」の連携は、映像演出の現場に大きな進化をもたらします。より直感的で正確な操作が可能になることで、イベントやスポーツ中継のクオリティ向上が期待できるでしょう。興味のある方は、ぜひ公式サイトで詳細を確認し、無償ダウンロードを検討してみてください。
出典:プレスリリース


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