導入
店舗の集客や顧客との接点において、紙のQRコードはこれまで広く利用されてきました。しかし、お客様がスマートフォンを取り出し、カメラアプリを起動して読み込むという一連の動作には、心理的なハードルが存在します。また、店舗の空間デザインに合わないという課題も指摘されていました。
このような背景の中、HelloRingはスマートフォンをかざすだけでURLへ誘導できるIoTデバイス「URL stone(ユーアールエル ストーン)」の正式販売を2025年11月30日より開始しました。
この記事では、「URL stone」がどのようなデバイスで、店舗運営にどのようなメリットをもたらすのか、その特徴と機能について詳しく解説します。
要点整理
「URL stone」の主なポイントは以下の通りです。
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アプリ不要で直感的な操作:スマートフォンをかざすだけで目的のページへ誘導します。
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NFC技術搭載:専用アプリのダウンロードは不要です。
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アクセス数向上:先行導入店舗では、従来の紙のQRコードと比較してアクセス数が約14倍に増加した事例があります。
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URLの柔軟な変更:管理画面から誘導先のURLをいつでも変更でき、時間帯やキャンペーンに合わせた運用が可能です。
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デザイン性とカスタマイズ性:店舗のロゴを刻印でき、インテリアとしても機能します。
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Wi-Fi接続の簡便化:スマートフォンをかざすだけでWi-Fi接続設定を自動化できます。
詳細解説
開発背景:レジ横の「QRコード」はなぜスルーされるのか?
多くの店舗でLINE公式アカウントの登録やSNSのフォローを促すために設置されている紙のQRコードは、「カメラアプリを起動して読み込む」という操作がお客様にとって手間となり、目の前にあっても利用されないケースがありました。さらに、無機質なデザインは、店舗がこだわって作り上げたインテリアや世界観を損なう要因にもなっていました。
「URL stone」とは:アプリ不要、かざすだけの直感体験
「URL stone」は、NFC技術を搭載したオブジェ型のIoTデバイスです。お客様は専用アプリをダウンロードすることなく、自身のスマートフォンを本体にかざすだけで、LINE友だち追加画面、Instagram、モバイルオーダーページなど、設定された目的のページを瞬時に表示させることができます。
先行導入店舗での調査では、従来の紙のQRコードと比較して、アクセス数が約14倍に増加した事例も確認されており、顧客接点の劇的な最大化が期待できます。

URL stone 3つの特徴
1. URLはクラウド上で「変え放題」
印刷物とは異なり、「URL stone」の誘導先URLはクラウド上の管理画面からいつでも即座に変更が可能です。これにより、例えば以下のような柔軟な運用が実現します。
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モーニング帯:モーニングのモバイルオーダー画面へ誘導
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ランチ帯:LINEショップカードのスタンプ付与へ誘導
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ディナー帯:Instagramのフォロー画面へ誘導
時間帯やキャンペーンに合わせて、1つの端末を多様な用途に使い回すことができます。
2. 店舗ブランドを高める「ロゴ刻印」とデザイン
「URL stone」は、店舗のカウンターやテーブルに自然に馴染むよう設計されています。Webサイト上でデザインシミュレーションが可能で、店舗のロゴを刻印したオリジナルの端末を作成できます。集客ツールとしてだけでなく、店舗のインテリアとしても機能し、ブランドイメージの向上に貢献します。

3. Wi-Fi接続もワンタッチ
お客様の利便性をさらに向上させる機能として、長いパスワード入力なしでWi-Fi接続設定を自動化することも可能です。スマートフォンをかざすだけで店舗のWi-Fiに接続できるようになり、お客様の手間を軽減します。
HelloRingの代表は、「レジ横の景色を変えることがURL stoneのコンセプトです。ワンタッチの体験が顧客体験をスムーズにし、店舗のファン作りを加速させます。紙のQRコードからスマートな顧客体験への移行を検討してはいかがでしょうか」と述べています。
どんな人におすすめ?
「URL stone」は、以下のような店舗や事業におすすめです。
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飲食店:モバイルオーダー、LINE公式アカウントへの誘導、SNSフォロー促進。
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美容室・サロン:予約ページへの誘導、スタンプカード付与、SNSでの情報発信。
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小売店:会員登録、クーポン配布、キャンペーン情報の案内。
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イベント会場:情報サイトへの誘導、アンケート実施。
顧客とのデジタル接点を強化し、顧客体験を向上させたいと考えているすべての店舗にとって、有効なツールとなるでしょう。
価格・購入先情報
「URL stone」の価格については、公式サイトをご確認ください。公式サイトでは、製品の詳細情報やデザインシミュレーションも利用できます。
製品名:URL stone(ユーアールエル ストーン)
販売開始日:2025年11月30日
主な機能:NFCによるURL誘導、アクセス分析、QRコード併用表示
出典
「URL stone」の詳細や導入に関する具体的な情報は、公式サイトで確認できます。店舗のDX化や集客力向上を検討している方は、ぜひ公式サイトを訪れてみてください。


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