海外旅行でeSIM利用が過半数に、重視点は「料金」と「手軽さ」〜ITSUKIの調査で利用実態が明らかに

2025年12月3日

調査サマリー

直近1年以内に海外旅行をした人の通信手段として、「eSIM」が最も多く利用されています。
通信手段を選ぶ際に重視される点は、「料金」と「利用のしやすさ・手軽さ」です。
海外旅行で何らかの通信手段を利用した人の半数以上がeSIMの利用経験があります。
eSIMを利用した主な理由は「手軽で利用しやすいから」「料金が安いから」「申し込みや設定が簡単だから」です。
eSIM利用者が良かったと感じる点は、「現地到着後すぐにデータ通信が利用できること」「Wi-FiルーターやSIMカードの持ち運びが不要なこと」「オンラインだけで購入・設定が完了すること」です。
eSIM未利用の主な理由は「使い方がよく分からないから」「設定が難しそうだから」です。

海外旅行における通信手段の利用実態

株式会社ITSUKIの調査によると、直近1年以内に海外旅行をした人が利用した通信手段で最も多かったのは「eSIM」で32.1%でした。次いで「国際ローミング」が21.5%、「レンタルモバイルWi-Fi」が18.8%と続き、eSIMが主要な通信手段として選ばれていることが示されています。

通信手段を選ぶ際に重視される点

海外旅行の通信手段を選ぶ際、利用者が最も重視する点は「料金」で30.0%を占めています。続いて「利用のしやすさ・手軽さ」が27.4%、「通信品質」が15.1%という結果になりました。費用と利便性が、通信手段選択の重要な要素であることがわかります。

eSIMの利用経験について

直近1年以内に海外旅行で何らかの通信手段を利用した人のうち、53.9%が「eSIMを利用したことがある」と回答しました。「eSIMの存在は知っているが、利用したことはない」が38.2%、「eSIMの存在自体を知らない」が7.9%であり、eSIMの認知度と利用経験が半数を超えていることが明らかになりました。

eSIMを利用した理由とメリット

eSIMを利用した理由として最も多かったのは「手軽で利用しやすいから」（69.6%）でした。次いで「料金が安いから」（54.4%）、「申し込みや設定が簡単だから」（46.8%）が上位を占めています。

また、eSIMを利用して良かった点としては、「現地到着後、すぐにデータ通信が利用できること」（56.1%）、「Wi-FiルーターやSIMカードなどの持ち運びが不要なこと」（55.0%）、「オンラインだけで購入・設定が完了すること」（54.4%）が挙げられています。これらの結果は、eSIMの利便性の高さが評価されていることを示しています。