ONLYOFFICEがAIエージェント搭載の「DocSpace 3.6」と「Docs 9.2」を発表 – 共同作業と文書編集をスマートに

2025年12月4日

要点整理

DocSpace 3.6にAIエージェントを統合：ファイルの分析、コンテンツ生成、情報検索、DocSpace環境の管理をAIがサポートします。
Docs 9.2でスマートな編集とカスタマイズ機能強化：AI搭載のスペルチェックと文法チェック、キーボードショートカットのパーソナライズ、マクロ記録機能が追加されました。
Desktop Editors 9.2でデスクトップ環境にもAIエージェントを導入：質問への回答から文書生成、PDFフォーム入力の自動化まで、幅広いタスクをデスクトップアプリで支援します。

ONLYOFFICE DocSpace 3.6では、ユーザーのワークフロー内で直接インテリジェントなサポートを提供するAIエージェントが導入されました。

これらのAIエージェントは、以下の機能を提供します。

専用のチャットインターフェースを通じてAIと対話でき、プロジェクト管理の効率化やチームコラボレーションの強化が期待されます。

AIエージェントの設定は、新しいAI設定セクションから行えます。AIプロバイダーへの接続、ONLYOFFICE DocSpace MCPサーバーの有効化、独自のデータに基づいたインテリジェントな検索を可能にするナレッジベースのアクティブ化が可能です。

ONLYOFFICE Docs 9.2では、文書編集エクスペリエンスの改良に焦点が当てられています。

主な新機能は以下の通りです。

ONLYOFFICE Desktop Editors 9.2アプリは、セルフホスト型スイートの新機能の多くを継承しています。これには、カスタマイズ可能なショートカットやマクロ記録機能が含まれます。

特に注目されるのは、デスクトップエクスペリエンスへのAIエージェントの導入です。

これらのAIエージェントは、以下の幅広いタスクをサポートします。

デスクトップアプリは、Ollama経由のローカルモデルを含む様々なAIプロバイダーをサポートしており、ユーザーデータのプライバシーが確保されます。

チームでの共同作業を効率化したい組織：AIエージェントがファイル管理や情報検索をサポートし、チームコラボレーションを強化します。
文書作成や編集作業の精度を高めたい個人：AI搭載のスペルチェックや文法チェック機能により、より質の高い文書作成が可能です。
データプライバシーを重視しつつAIを活用したいユーザー：デスクトップ版ではローカルモデルを含むAIプロバイダーをサポートし、プライバシーに配慮したAI利用が可能です。