ArduinoとM5Stackがタッグを組んだIoT開発キット「Arduino Nesso N1」が登場！スイッチサイエンスで販売予定

2025年11月12日

ArduinoとM5Stackが共同開発した最新のIoT開発キット「Arduino Nesso N1」が発表されました。株式会社スイッチサイエンスは、この新製品の販売準備が整い次第、取り扱いを開始する予定です。

この記事では、「Arduino Nesso N1」がどのような製品で、どのような特徴や仕様を持つのか、そしてどこで購入できるのかについて詳しくご紹介します。IoT開発に関心のある方や、新しい開発キットを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Arduino Nesso N1とは？

「Arduino Nesso N1」は、M5StackとArduinoが共同で開発した、ESP32-C6を搭載したコンパクトなIoT開発キットです。このキットは、スマートホーム、工業用アプリケーション、教育用など、幅広い用途での利用を想定して設計されています。

無線機能はWi-Fi 6、Bluetooth 5.0、Thread、LoRaと多岐にわたり、様々なIoT環境にシームレスに接続できるのが特徴です。

Arduino Nesso N1の主な特徴

「Arduino Nesso N1」は、開発のしやすさと多機能性を両立させるための様々な特徴を備えています。

開発が容易
マルチプロトコル（Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.0 / Thread / LoRaWAN）に対応しており、多様な無線接続をシームレスに行えます。
省電力
低消費電力アプリケーションに最適化されており、スマートノードやウェアラブルデバイスなどの開発に適しています。
手間なくセットアップ
既存の開発環境であらかじめ設定されたソフトウェアを利用できるため、セットアップの手間を省き、すぐに開発に取り掛かることが可能です。
プラグ・アンド・プレイ対応
ArduinoのModulinoやQwiicモジュール、M5Stackの各種センサーが利用でき、Arduino Cloudと連携することで遠隔監視やデータの視覚化も容易に行えます。
IMU/IR送信機を標準搭載
6軸IMU（慣性計測ユニット）と赤外線送信機を標準で搭載しているため、より幅広いプロジェクトの実装が可能です。
優れた直感性
1.14インチのタッチディスプレイとプログラマブルボタンを搭載し、直感的な操作が可能です。
省力化に貢献
あらかじめ頑丈なエンクロージャ（筐体）に入っているため、外付けケースの準備にかかる時間や労力を削減し、開発に集中できる設計となっています。

Arduino Nesso N1の仕様

「Arduino Nesso N1」の詳しい仕様は以下の通りです。

項目	仕様
マイコン	ESP32-C6 シングルコア 32ビット RISC-V CPU＠最大20 MHz
メモリ	16 MB NORフラッシュ / 512 KB SRAM
USB	1 x USB Type-Cコネクタ
無線機能	2.4 GHz Wi-Fi 6 / 802.15.4 Thread 1.4 / Bluetooth 5.3 / LoRa（850-960 MHz）（SX1262）/ Zigbee 3.0
センサ	6軸IMU / IR送信機 / パッシブブザー
インターフェース	1 x Qwiicコネクタ / 1 x Groveコネクタ
ディスプレイ	1.14インチタッチスクリーン
ボタン	2 x プログラマブルボタン / 1 x 電源/リセット/ブートボタン
その他	RGB LED / リチウムポリマーバッテリー
入力電圧	5 V
寸法	18 mm x 45 mm

出典：PR TIMES

販売情報

「Arduino Nesso N1」は、株式会社スイッチサイエンスのウェブショップにて販売が予定されています。準備が整い次第の販売開始となります。

型番: ARDUINO-TPX00227
商品名: Arduino Nesso N1
価格（税込）: 8,800 円
販売予定ウェブショップ: https://www.switch-science.com/
購入ページ: https://ssci.to/10900

スイッチサイエンスについて

株式会社スイッチサイエンスは、「テクノロジーをより多くの人が道具として当たり前に使える世界」を目指して活動している企業です。電子工作用品の輸入調達や自社開発、販売を行う電子回路モジュール事業のほか、小中学生向けのSTEM教材事業、ハードウェア製品を扱う事業者向けのIoT開発協力事業も展開しています。同社はRaspberry Piの国内認定リセラーであり、M5Stackの総代理店も務めています。